sorasan616’s blog

そらおのブログ、エッセイ、活動など

 

 

暖かい風が 過ぎてゆく街で

歩みを止めたまま 進めずにいたんだ

ふわり 薫る 懐かしい匂いが

時間の中で 変わっていたんだ

 

時折詰まる 記憶の会話

不変の痛み 抗って

そこだけじゃない 虚ろな意味は

今 落ちて

 

拙い言葉でいいなら 憂い泣いた自分を

もう一度抱きしめてあげる 事も出来るかな

儚い道の途中で 光を失っていた

もう一度照らしてくれるなら その時は

 

仰げども天は高く 声は消え

枯れて尚 夢に見る 在りし日